こんにちは、まんぼうです
最近、建築やインテリアの材料として木に注目が集まってます。
これは、構造技術の発達で木の高層ビルが可能になったことに理由の一端があると個人的には思っていますが、
その他にも、見た目やさわり心地が安心するという意味でインテリアでも好まれて使われるようになっているように感じます。
そこで、今回は様々な、建築やインテリアに主に使われる木について、特徴や長所などを交えながら紹介していきたいと思います。
はじめに
木材の長所としては、密度が低いため強度に対して質量が小さく運搬がしやすく、施工性もよいということや、伝熱性が低いこと、自然素材で触り心地がよいことなどが挙げられます。
逆に木材の短所としては、自然素材のため腐朽してしまうことがあるということや、変形したり、虫害を受ける可能性があること、さらに火災の危険性もあることが挙げられます。
木の各部の名称と特徴
柾目と板目
スケッチが汚いのは私が書いたからです、ご了承ください。
画像内に書いてありますが、年輪に対して直角方向の板の木目を柾目、並行方向の板の木目を板目といいます。
板目の板は狂いが生じやすいものの製材に無駄が出にくいという特徴があります。
一方柾目の板は、狂いは生じにくいものの製材に無駄が出やすいという短所があります。
木表と木裏
画像のように切り出した際に、木の中心に近い方を木裏、表面に近い方を木表と言います。
切り出した際には、木表の方に凹になるように反るという特徴があります。
また、一般的に木表は木裏よりも美しいため、室内の目につく部分は木表を表面にするようです。
それに対して木裏は耐久性に優れるため、外部仕上げでは木裏を表面にするようです。
心材と辺材
木の中心に近い部分を心材、その周りを辺材といいます。
心材の部分は赤みがかかっているため、赤身とも言い、辺材は白っぽいため白太とも言います。
心材は辺材よりも含水率が低く硬い、狂いも少なく、虫害も受けづらいという特徴があります。
方向
木材には接線方向、半径方向、繊維方向、の三つの方向があり、図に示した通りの方向です。
変形の大きさは、接線方向>半径方向>繊維方向という関係があり、接線方向が最も大きく乾燥などの影響を受けます。
また、根っこに近い部分を、もと、その反対側を、すえ、と呼びます。
木材の欠陥
節:枝打ちの残りの部分のこと
もめ:成長時の応力によるしわのこと
あて:成長時湾曲に発生する組織の異常
やにつぼ:細胞間に樹脂が堆積したもの
やにすじ:筋状に樹脂が堆積したもの
針葉樹と広葉樹
木は大きく分けて、針葉樹と広葉樹に分けることができます。
まずはこれらがどのような違いを持っているかを説明したいと思います。
日常生活で気が付きやすい違いとしては、針葉樹は葉が尖っていて細く、広葉樹は葉っぱが丸っぽい形をしているという点があります。
また、針葉樹は冬になっても葉が落ちず常葉樹と言われる特徴がある一方、広葉樹は紅葉になり冬になると葉が枯れる落葉樹という特徴があります。
針葉樹
針葉樹の代表的な木としては、杉、ヒノキ、ヒバなどがあります。
針葉樹は、一般的に柔らかいという特徴があり、他にも年輪がはっきりと表れたり、軽くて加工がしやすいといった特徴もあります。
まっすぐに育つという特徴があり、その特徴から建築の構造用の材料として頻繁に用いられます。
また、他にも造作材や建具材にも用いられます。
広葉樹
広葉樹の代表的な木としては、ブナやナラ、ケヤキなどが挙げられます。
広葉樹は、針葉樹に比べて一般的に硬く、はっきりとは年輪は現れないといった特徴があります。
広葉樹は硬いため、細くてもある程度の強度を確保できるため、家具材料などに用いられることが多いようです。
まとめ
いかがでしょうか、
簡単に木材についてまとめてみました。
木材は自然材料の中でもとても感触がよく、身近な材料です。
コンクリートなどいかにも頑丈、というような材料ももちろんいいですが、木の柔らかさを活かした暮らしもよいのではないでしょうか。
それではまた。